調味料と発酵食品クイズ 「さしすせそ」と「うま味」の秘密
料理のさしすせそ、国菌に選ばれたカビ、うま味の発見者、かつお節のうま味成分、納豆菌、八丁味噌、本みりんの原料。和食を支える調味料と発酵食品を8問で学びます。

しょうゆ、味噌、みりん、酢、かつお節。和食に欠かせない調味料や食材の多くは、微生物の力を借りた「発酵」によって作られています。2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録された際にも、だしのうま味を生かした食文化が特徴として挙げられました。
このクイズでは、和食を支える調味料や発酵食品について8問を出題します。
Q1料理の味つけの順番を表す「さしすせそ」の「せ」は何を表しているでしょう?
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正解:A.しょうゆ
正解はしょうゆです。昔の仮名遣いでしょうゆを「せうゆ」と書いたことから「せ」に当てられています。「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「そ」は味噌です。砂糖は分子が大きく味がしみこみにくいため先に、しょうゆや味噌は香りを生かすため後に入れるとよい、という調理の知恵を表しています。
Q22006年に日本醸造学会が、日本の「国菌」に認定した微生物はどれでしょう?
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正解:B.麹菌(ニホンコウジカビ)
正解は麹菌(ニホンコウジカビ)です。麹菌は、しょうゆ、味噌、日本酒、みりん、米酢など、日本の伝統的な調味料や酒づくりに欠かせないカビの一種です。米や大豆のでんぷんやたんぱく質を分解し、うま味や甘みを生み出します。
Q31908年、昆布だしのうま味の正体がグルタミン酸であることを発見した科学者は誰でしょう?
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正解:D.池田菊苗
正解は池田菊苗(いけだ きくなえ)です。東京帝国大学の教授だった池田は、湯豆腐の昆布だしの味をきっかけに研究を始め、この味を「うま味」と名づけました。うま味は現在、甘味・酸味・塩味・苦味と並ぶ基本味のひとつとして世界で認められています。
Q4かつお節に多く含まれるうま味成分はどれでしょう?
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正解:D.イノシン酸
正解はイノシン酸です。昆布のグルタミン酸、干ししいたけのグアニル酸とあわせて、代表的なうま味成分として知られています。昆布とかつお節の「合わせだし」のように、グルタミン酸とイノシン酸を組み合わせると、うま味が強く感じられる「相乗効果」が生まれます。
Q5納豆を作るときに使われる菌はどれでしょう?
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正解:B.納豆菌
正解は納豆菌です。納豆菌は枯草菌(こそうきん)の仲間で、もともと稲わらに多くすんでいます。昔は煮た大豆を稲わらで包んで納豆を作っていました。納豆の糸の主成分は、納豆菌がつくるポリグルタミン酸です。
Q6愛知県岡崎市の名物「八丁味噌」の主な原料はどれでしょう?
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正解:A.大豆(豆麹)と塩
正解は「大豆(豆麹)と塩」です。米や麦を使わず、大豆に直接麹菌を生やした豆麹で作る「豆味噌」の一種で、長期間熟成させるため色が濃く、うま味と渋みのある味わいが特徴です。名前は、岡崎城から西へ八丁(約870メートル)の八丁村で作られていたことに由来します。
Q7本みりんの主な原料に含まれないものはどれでしょう?
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正解:D.小麦
正解は小麦です。本みりんは、蒸したもち米と米麹を焼酎などのアルコールに混ぜ、熟成させて作ります。米麹の酵素がもち米のでんぷんを分解し、上品な甘みが生まれます。料理に照りやつやを出し、煮崩れを防ぐ効果もあります。
Q8和食が「和食;日本人の伝統的な食文化」としてユネスコ無形文化遺産に登録されたのは何年でしょう?
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正解:C.2013年
正解は2013年です。料理そのものではなく、新鮮で多様な食材の尊重、栄養バランスに優れた食事、自然の美しさや季節の移ろいの表現、正月などの年中行事との密接な関わりといった「食文化」が評価されました。
結果
0 / 8問 正解
発酵は「時間をかけたおいしさ」
しょうゆや味噌は、麹菌や乳酸菌、酵母など複数の微生物が、長い時間をかけて原料を分解することで、独特のうま味や香りが生まれます。同じ味噌でも、地域によって米味噌・麦味噌・豆味噌と原料が異なるのは、その土地でとれる作物に合わせて発酵の技術が発展してきたためです。
関連する資料
- 日本醸造学会「国菌」認定(2006年)
- うま味インフォメーションセンター
- 農林水産省「和食」関連資料
- 岡崎市「八丁味噌」紹介ページ