敬語クイズ 尊敬語・謙譲語を正しく使えていますか?
「言う」「食べる」「見る」「行く」「いる」「知る」の敬語、二重敬語、目上の人へのねぎらいの言葉。社会人にも役立つ敬語の基本を8問で確かめます。

敬語は、相手や場面に応じて言葉を使い分ける日本語の大切な仕組みです。2007年に文化審議会が答申した「敬語の指針」では、敬語を尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ(丁重語)・丁寧語・美化語の5つに分類しています。
このクイズでは、日常やビジネスの場面でよく使う敬語を8問で確かめます。
Q1「言う」の尊敬語はどれでしょう?
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正解:C.おっしゃる
正解は「おっしゃる」です。尊敬語は、相手や話題の人物の動作を高めて表す言葉です。「申す」「申し上げる」は自分の動作をへりくだって表す謙譲語なので、目上の人の動作に使うと誤りになります。「先生がおっしゃったとおり」のように使います。
Q2「食べる」の尊敬語はどれでしょう?
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正解:D.召し上がる
正解は「召し上がる」です。「いただく」は謙譲語なので、お客様に「どうぞいただいてください」と言うのは誤りです。正しくは「どうぞ召し上がってください」です。「お召し上がりください」も、慣用として定着している表現として認められています。
Q3「見る」の謙譲語はどれでしょう?
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正解:C.拝見する
正解は「拝見する」です。「資料を拝見しました」のように、自分が見る動作をへりくだって表します。「ご覧になる」は尊敬語で、相手が見る動作に使います。「お見えになる」は「来る」の尊敬語です。
Q4「行く」の謙譲語として正しいものはどれでしょう?
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正解:D.参る
正解は「参る」です。「明日、御社に参ります」のように使います。同じく「行く」の謙譲語に「伺う」もあります。「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」は、相手が行く・来る動作に使う尊敬語です。
Q5「いる」の尊敬語はどれでしょう?
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正解:B.いらっしゃる
正解は「いらっしゃる」です。「部長は会議室にいらっしゃいます」のように使います。「おる」は謙譲語Ⅱ(丁重語)で、「私は自宅におります」のように自分のことを丁重に述べるときに使います。
Q6次のうち「二重敬語」にあたる表現はどれでしょう?
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正解:D.おっしゃられる
正解は「おっしゃられる」です。「おっしゃる」という尊敬語に、さらに尊敬の「られる」を重ねているため二重敬語となり、一般に適切ではないとされます。「お召し上がりになる」のように、慣用として定着している二重敬語もあります。
Q7職場で上司に仕事のねぎらいの気持ちを伝えるとき、一般的に適切とされる言葉はどれでしょう?
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正解:C.お疲れ様です
正解は「お疲れ様です」です。「ご苦労様」は目上の人から目下の人へのねぎらいとして使われることが多く、上司に使うのは避けたほうがよいと考える人が多くなっています。文化庁の世論調査でも、目上の人には「お疲れ様(でした)」を使うという回答が多数を占めています。
Q8「知る」の謙譲語として正しいものはどれでしょう?
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正解:A.存じ上げる
正解は「存じ上げる」です。「お名前は存じ上げております」のように、人について知っていることを述べるときに使います。物事について知っている場合は「存じております」とするのが一般的です。「ご存じだ」は相手が知っていることを表す尊敬語です。
結果
0 / 8問 正解
敬語は「誰の動作か」で考える
敬語に迷ったときは、その動作をするのが「相手(目上の人)」なのか「自分(自分側の人)」なのかを考えると整理しやすくなります。相手の動作には尊敬語、自分の動作には謙譲語を使うのが基本です。社外の人と話すときは、自分の会社の上司も「自分側」になるので、謙譲語を使う点にも注意しましょう。
関連する資料
- 文化庁「敬語の指針」(文化審議会答申、2007年)
- 文化庁「国語に関する世論調査」